ザグレブ市内の主な観光は半日もあれば十分だが、ザグレブからの日帰り旅行もクロアチア旅行の楽しみ。ザグレブの北部の町や一泊または日帰りで行けるスロヴェニアの首都リュブリャナ、ポストイナ鍾乳洞、ブレッド湖をはじめ、オーストリアのグラツ(グラーツ)など、アドリア海文化地域とは異なる旅へとちょっと足を伸ばしてみよう。
■クロアチア■
SAMOBOR サモボル
拙著「クロアチアの碧い海」(産業編集センター)にも掲載したクレムシュニテ(クリームシュニテ)と呼ばれるカスタードたっぷりなミルフィーユのようなケーキが有名な、ザグレブ郊外にある小さな町。これといって特筆する観光名所はないが、ゆっくりと流れるクロアチアの田舎町が体験できる。小さな川が流れそよ風がとても気持ちよく、町の中心の小さなトミスラヴ広場には数軒のカフェが並び噴水のそばで子供たちが遊ぶ。中心部の探索は1時間ほどもあれば十分だが、地元の人たちのように忙しい日常を忘れ気の向くままにお茶をしたり、たまにはゆっくりと外国でのどかな散歩休暇を楽しんでみるのも贅沢なもの。毎年5月初旬にはクレムシュニテの日というお祭りも開催されている。またサモボル周辺にはいくつかのハイキングコースやエスノハウス(民族館)もあり、そんなクロアチアの楽しみ方を体験してみるのもおもしろい。
行き方:ザグレブのバスターミナルから一時間に3本ほど出ている黄色いサモボル行きバス(SAMOBORČEKと書かれた黄色いバスが目印)で40分ほどで、サモボルの小さなバスターミナルに到着する。バスターミナルから徒歩(約5分)で町の広場に出るので迷うことはない。
おすすめ立ち寄りスポット
クレムシュニテの老舗
Slastičarnica U PROLAZU(スラスティチャルニツァ ウ プロラズ)
住所:Trg kralja Tomislava 5
少し待ってでも、できたてのちょっとまだ温かいのが美味しい(もう1軒美味しいところがあるのでまたそのうち更新します)。
ホテル・リヴァディチ(livadic):Slastičarnica U PROLAZUのそばにあるサモボルらしいかわいいプチホテル。ここのカフェでティータイムも落ち着きがあっていいものです。ホテルもなかなかよさそうな感じ。
ラストケ村
ザグレブから日帰りでもプリトヴィツェと合わせて一泊でも楽しめるクロアチアで最もキュートな小さな村。行き方、情報などをこちらにまとめましたのでご参考に。(ただ今修正中のため非表示です。)
他、下記のクロアチア国内の日帰り旅行はまた時間のあるときに更新する予定です。
古城を映す湖がロマンチックなトラコシュチャン
バロックの街ヴァラデュディン
第二次世界大戦中に存在したクロアチア最大の絶滅所跡ヤセノヴァツ
■スロヴェニア■
LJUBLJANA 首都リュブリャナ
欧州諸国からの観光客で賑わう春から夏にかけては中心街を流れる川沿いのカフェのテラス席など、夜遅くまで華やかな雰囲気が漂う。その代わり冬は気温も低く零下になるなどかなり冷えるため閑散とし、徒歩で一時間もみて歩けばカフェに飛び込んで一服するなど、できるだけ冷えないように防寒対策が必要。
見どころ
リュブリャナの中心街はザグレブよりもはるかに規模が小さく、バスと鉄道の駅(併設)から中心街まで徒歩で10〜15分ほど。観光には半日あれば十分に回れ、中心街の見どころはブレシェーレン広場、三本橋と川にそった周辺、マーケット、龍の橋、リュブリャナ城、夏場は川沿いに出る日曜の蚤の市。中心街の建築物や店の看板などもザグレブとはまた異なり、芸術的で美しい。*ちなみにスロヴェニアの通貨はユーロなので、クロアチアのクナは使用できませんのでご注意を。三本橋の袂(お城側)の観光案内所には地図やレストラン案内など無料でもらえる。リュブリャナのフォトアルバムはこちら。
ガイドブックには載っていないお店
「Le Petite Cafe」ちょっと女性におすすめカフェはフランス革命広場(Trg francoske revolucije)のフレンチカフェ。豊富なメニューはケーキやクッキー、シュトゥルーデルが主なザグレブでは見かけないアップルパイ、各種ドリンク、各種サラダ、サンドイッチ、パスタなど、軽食を置かないザグレブのカフェとはひと味異なったカジュアルなカフェ飯が魅力的。店内に流れるシャンソンやポスターなど、まるでフランスの街角にいるような錯覚を覚える。
住所: Trg francoske revolucije 4 Ljubljana
(中心街から徒歩で約10分)
「Kpssの天然塩 Soline」スロヴェニア西南のアドリア海のビラン塩田で何百年にも渡る昔ながらの伝統製法によって製造されている未精製の天然塩製品ピラン・ソルトが購入でき、バスソルト、調理用、粗挽き、その他各種の天然塩の製品がセンスよい店内にディスプレイされている。オリジナルのシンプルなデザインTシャツなどの雑貨もある。塩の結晶である「塩の花」など約4.50ユーロ〜。日本でも購入可能。(決して不味くはないですが、クロアチアの甘みの多い天然塩と比べる塩分が強く感じてしまい、一瓶購入したものの結局はそのまま・・・。オリジナル雑貨はデザインもステキですよ。)ピランでは塩祭りも開催されている。
住所:Mestni trg 19 Ljubljana
(この周辺にはロクシタンなどの店舗もあり、ぶらぶらショッピングも楽しい)
営業時間:9 a.m. ー 9 p.m. (月〜金) 9 a.m. ー 5 p.m.(土日)
リュブリャナへの行き方:スロヴェニアの首都リュブリャナへ日帰りでザグレブ中央駅から列車で行くことができる。所用時間はセルビアやミュンヘンまで走るインターシティー特急列車などで約2時間20分。荷物ロッカーはザグレブ、リュブリャナ両駅にあり。途中、スロヴェニアとクロアチア両国の国境にてパスポートコントロールがあり(ザグレブから出発して30〜40分ほど)、国境警備員と入管の係員がコンパートメント毎に巡回してくる。パスポートを見せ、問題なく確認が済めば出入国スタンプを押して返してくれる。かなり大柄な感じ(ちょっといかつい、声が大きい、無愛想)の係員が多く緊張した様に見えますが、ふつうにしていれば問題なし。
ザグレブ駅からリュブリャナ駅の列車時刻表(2010年5月現在)
ザグレブ駅 → リュブリャナ駅
(Zagreb Glavni Kolod) (Ljubljana)
05:00 → 07:18(2時間18分)D.R
07:00 → 09:17(2時間17分)EC
07:25 → 11:03(3時間38分)EC (土日運休)
09:00 → 11:19(2時間19分)IC
13:00 → 15:17(2時間17分)EC
18:14 → 20:39(2時間25分)D
21:15 → 23:33(2時間18分)D
23:35 → 02:10(2時間35分)EN
リュブリャナ駅 → ザグレブ駅
06:20 → 08:39(2時間19分)D
08:15 → 10:34(2時間19分)D
14:48 → 16:57(2時間09分)EC
16:35 → 18:56(2時間21分)IC
18:35 → 20:55(2時間20分)EC
19:50 → 22:34(2時間44分)EC
21:15 → 23:34(2時間19分)D
01:59 → 04:18(2時間19分)EN
注)リュブリャナ駅へは時間に余裕を持って行こう。リュブリャナ駅構内は広くザグレブ行き列車はたいてい一番奥のホームから発車している。リュブリャナからザグレブへ向う列車は他の欧州の市から来るため到着がやや遅れることもあるため、駅構内(またはチケット売り場)の時刻表で到着時刻の確認を忘れずに。
POSTOJNA & BLED ポストイナ鍾乳洞&ブレッド湖
また、リュブリャナからバス(または電車)でポストイナ鍾乳洞やブレッド湖を訪れてみよう。行き方などはこちらを参照。
■オーストリア■
オーストリア第二の都市、世界遺産でもあるグラツ(グラーツ)へ日帰り旅行(2010年冬更新)
行き方:ザグレブ駅前などから毎日往復バスが出ている。クロアチア・エクスプレス(Croatia Express)、サモボルチック(Samoborcic)、クロアチア・バスなどの路線があり、運賃も各路線とも往復大人一人100クナ(約1500円)と格安。チケットは予め市内の各販売店にて座席指定をし購入。
通年どの季節もおすすめできるが、市内中心部でクリスマスのライトアップやマーケットが楽しめる12月もなかなか美しい。徒歩圏内での市内観光は半日もあれば十分。メインストリートの中央に観光案内所があるので、そこで日本語の案内書と地図をもらおう。
クロアチア・エクスプレスでの大まかな予定(予定時刻に多少の前後あり):
06:15 ー ザグレブ駅前集合。乗車時に名前を告げる。
06:30 ー ザグレブ駅前出発。
07:30 ー スロヴェニア国境の入管で乗客全員パスポートを持って下車し、入管オフィスにてパスポートにスロヴェニア入国スタンプを押してもらう。ここからはEUとなるのでオーストリア国境ではパスポート検閲はなく停車しない。
09:00 ー グラツ郊外のショッピングセンター3か所(Center Westなど)または2か所にて停車(そこから市内に行きたい場合は13:30、13:45、14:00に各ショッピングセンター前に同じバスが迎えに来てくれる)。
09:30 ー グラツ市内のオペラ座前到着。夕方の出発まで自由行動。
16:45 ー オペラ座前集合。
17:00 ー ザグレブに向けてオペラ座前出発。行きと同じ各ショッピングセンター前で停車、乗客ピックアップ。高速へ。
19:00 ー スロヴェニア出国時に国境にて下車し免税申告(しかしその場で返金されるわけではない)。申告しない場合は車内に残る。車内または下車してパスポート表示(係員によって検閲が異なる)しスロヴェニア出国スタンプを押してもらう。その先のクロアチア国境にても同じく乗客全員パスポートを持って下車し、クロアチア入国スタンプを押してもらう。その時、税関にて乗客全員の購入商品すべてをチェックされることもある。
20:30 ー ザグレブ駅前着。ただし、係員のシフト交替が19時に行われるため、その直後にスロヴェニア国境に到着すると、夜勤に就いたばかりで仕事やる気満々の係員の検閲が長引くこともあり、その場合ザグレブ到着が遅れることもある。
*途中で各10分間のトイレ休憩あり。
*パスポートを表示する時は、顔写真のページを開いておくこと。
*免税申告用紙をすぐに提出できるように買い物後に予め記入欄すべての記入を済ませておくこと。
・クロアチア・エクスプレス
Tomislavov trg 12, 17, 10000 Zagreb
Voditelj poslovnice: Marina Glogovšek
Tel: +385 1 4556227, Fax: +385 1 4573238
E-mail: glavni.kolodvor@croatia-express.com
他、Teslina 4 など市内の何か所にて購入可。
グラツ市の情報リンク:
Graz Austria
Die Graz Guides
Graz Tourism
Graz Online
UNESCO – City of Graz
ブログ記事:冬のオーストリアのGraz(グラツ)にて ー お菓子編
ブログ記事:冬のオーストリアのGraz(グラツ)にて ー 古くて新しい街




お尋ねします。
夏(8月後半)に旅行を計画しています。
イタリアのトリエステからリュブリアナで1泊、その後、ザグレブへ行き、1泊、翌日、トリエステまでまっすぐ帰れますでしょうか?
すみません、もう一つ。この時期は、ザグレブ周辺で音楽祭のようなものはやってますでしょうか。
ザグレブからトリエステまでは一日あれば十分戻れますよ。音楽祭ですが、夏場はだいたいの町でなんらかのフェスティバルをしているので目的地のホームページなどで検索すると出て来ると思います。
ありがとうございます。初めての国、とても楽しみです。