タクシー市場、解禁なるか?@ザグレブ

Zagreb cabbies end strike

ザグレブのタクシー会社が昨日の水曜にようやくストライキを終結し、迷惑をかけたと市民に謝罪。このラジオ・タクシーというタクシー会社の広報によると、現在この次に取るべきステップを考えている最中だといい、これまで独占市場だったザグレブのタクシー業界に他のタクシー企業が入り込むことを可能にする新しいタクシー法が実施されることによって、彼らのビジネスが厳しくなるのを懸念したデモを行った。

新法案により、これまでよりも車数が増え、タクシーライセンスは5年ごとに更新、運賃規制などがもたらされることになる。他、市は次の5年の間にすべてのタクシーの車体を白にしたいともいう。

ほとんど街中でタクシーなんて乗ることないのですが(高いから)、たまたま乗る必要があったらばなんとスト中で困りましたよ、ほんと。で、はい、新しい法律、よろしいのではないでしょうか。だってこれまでが独占市場って、あり得ないですから(笑)。他のタクシー会社、どうぞいらしてください。なんでもリイェカの割安タクシーサービスがザグレブで展開する予定だとか。

で、ちなみになぜこれまでザグレブではこういう独占市場になっていたかというと・・・あははっ、コネっすよ、コネ。タクシー会社のお偉いさんと政治家とのむふふな繋がりでこーゆーことになってたワケですね。というのがもっぱらの影(みんな知ってるけど)の声でゴザイマス。ん、ま、クロアチアらしいっちゅやーそうなんだけど。EUに入ったらそういうこともできなるなる(減る?)からそれもいいのか、いや、こういう土地柄はそうなっちゃうとかえって機能しなくなるのか。さてどうなるのでしょう(笑)。とりあえず、もっと安いお財布にエコなタクシー、大歓迎。

 

追記(2010年12月1日)。先月からタクシー運賃の値下げが実施されることになっていましたが、先月いっぱいタクシー運転手たちはそれを無視しこれまでの料金を乗客に支払わせ、ほとんど悪徳商法みたいなノリですが、現在の正規運賃はこれまでの初乗り17クナから16クナへ、その後1キロ毎7クナだったのが6クナに値下げです。ザグレブ市内から空港までの運賃はこれまではメーターで130〜150クナ前後でしたが、今後(これまでもそうだったのかもしれませんが)は空港までは市外料金となるため、運賃は乗車時に運転手と「交渉」して決まるとかなんとか・・・。なんじゃそりゃ。どんなロジックなんだか。