ロダン君、帰る。

A stork in love gives up flying to Africa
Croatian Times

スラヴォンスキ・ブロドという町でちょっと有名なロダンという名のコウノトリが、今年も越冬のためアフリカに向けて飛び立ったが、その3日後には戻って来たという。この数年怪我のために飛ぶことができず、ステパン・ヴォキチさんが世話をしているロダン君の愛するパートナー、マレナちゃんは今年も南に飛ぶことができなかったのがその理由。

マレナちゃんとロダン君が住んでいる屋根の家の主人であるステパン・ヴォキチさんは、飛べないマレナちゃんに餌を与えるなどをし世話をして来ているのだが、今年はマレナちゃんとロダン君の三羽の雛鳥たちやロダン君、他のコウノトリがアフリカに飛び立ちったのに、ロダン君が途中で愛する者の元に戻って来たのを知ったときには泣いてしまったという。

「ロダンが戻って来た理由は一つではないかもしれないが、その一つには彼が恋しているからだろうね」と付近にある動物園経営者マルコ・ミレチさんは語った。

ええ話ですなあ。以前彼らの話をここで載せましたね。

それから、オシラセです。今月はなにかと忙しくほとんど更新できませんでしたが、引き続き今月一杯お休みします。

コウノトリの夫婦愛@ブロドスキ・ヴァロス

で、しばらく更新をさぼっていた間になにかおもしろい事件なんかがあったかというと・・・別に(笑)。相変わらずま〜ったりな日常なクロアチア。あえて挙げるとしたらあれですね、こころあたたまるコウノトリのカップルのお話

ロダン(雄)とマレナ(雌)という東クロアチアのブロドスキ・ヴァロスに住むこのコウノトリのカップル。夫のロダンは毎年南部へ行き、また彼らの住むブロドスキ・ヴァロスに一万三千キロを飛び越えて妻のマレナに会いに戻り、例年は同じ日の同じ時間に戻って来るという。しかし今年はいつもよりも二時間早く到着し待っていたリポーターたちに迎えられた。

ハンターによってマレナが怪我をおい、翼が折れて二度と飛ぶことができなくなってしまった1993年からの17年間、ステパン・ボキチさんは自宅にあるマレナの巣にて彼女の世話をし続けているという。ステパンさんは「毎年もしかしたらロダンが無事にマレナの元に戻って来られないんじゃないかと心配してしまいますが、ロダンは他の鳥たちのように到着が数日遅れたりせずにちゃんといつもきちんとマレナの元に戻って来ます。マレナが彼を待っていると知ってるからね」と語り、これまでにマレナとロダンの間には32羽の子供たちがおり、これからもたくさんの雛が生まれるだろうと語った。

ということです。もう飛べないマレナはかわいそうですが、ステキなはなしですね。