喫煙法実施それから。

Smoking-law hits cafe business

4月9日から再び実施されている喫煙禁止法によって、すでに客足が減るなど経営に悪影響が出ているとザグレブ市でカフェを営むオーナーたちが不平を訴えている。また外のテラス席の客にヒーターとひざ掛けを置くなど、営業に影響する悪天候も続いている。

イェラチッチ広場にある14軒のカフェのうちでは1軒のみが喫煙許可を得ている状況で、ザグレブ市内では現時点では店内に換気システム設置を導入できない店も多いようだ。その結果として多くのカフェはこれまでと打って変わり禁煙パラダイスと化している。

この新法では、50㎡以上のバー(カフェ)店舗では喫煙席と禁煙席を分けることと、これまで以上の高性能の換気システムの設置を課しているが、50㎡以下のバー(カフェ)店舗では席を分ける必要なく喫煙してもよいが高性能の換気システムを設置しなければならない。

喫煙許可を取得して営業している店は新法実施以来満席で「喫煙できるようにしてからというもの、店は常に大繁盛。どんどん若い喫煙客が増えているのでこのままでは煙草を吸わない客が減るのではと心配になるものの、とにかく繁盛しています」と、カフェ・コルディングのオーナー。しかし他のカフェのオーナーたちは天気が回復しテラス席が満席になることを待ち望み、秋にはどうなるかなどは考えないようにしていると、ヴェチェルニ・リスト紙は伝えている。また、喫煙者たちは喫煙者にやさしいカフェのリストをFacebookに投稿しているという。

まーねー、そんなところでしょう。誰が大金をはたいて換気システムなんてつけますか。いや、この国では、のはなしですよ。前から言ってますが、またいつ法律変わるかわからないし、ってことでしょうね。これも前から言ってますが、EU加入が絡んでるのであれば今回は変わらないでしょうけど・・・。

この喫煙・禁煙システム、個人的には大賛成です。吸いたい人もいれば吸いたくない人もいるわけですからね。これまではザグレブ市内でカフェに入ると息ができないくらいだったので、タバコを吸わない者としては本当に行く場所が限られてましたから。これから夏に向けてみなさんテラス席で吸うんですが、その前を通るとあまりの煙たさにこれまた息ができません。ええ、それぐらい吸いますね、みなさん。

さて、どうなる喫煙問題@飲食店

Health Minister says no backing down from smoking ban

ダルコ・ミリノヴィチ厚生大臣は飲食店における喫煙禁止法について考慮する十分な時間を持ったため、これ以上の延長はないと発表。

この法案が出された2009年5月当初から156日後に新たに各店舗に新案に対応する準備期間(換気システムの設置など)を与えると政府が決断するまで、クロアチア国内の全レストランやカフェなどの飲食店に実施されたが、その準備期間がついに本日で終了を迎えた(金曜日)。

「この新法によって1000人以上の従業員が解雇されたと経営者たちは不平を訴えているが、それと今回のことは関係なく、解雇理由は不況にある」とミリノヴィチ大臣はクロアチア・デイリー・ユタルニ紙に伝え、またクロアチア国内では喫煙者の5割が病気にかかり、毎日27人が喫煙が理由の病気で亡くなっていると話した。

さて。ようやくその猶予期間が終了したわけですが、テレビのニュースではほとんどの店舗がなにもせずにこの期間の終了を迎えたと伝えていますね。まあ、またこれからの春、夏に向けてみなさん室内でなく通りの席に座りますから室内はとりあえずこのままでいいってことでしょうか。どうせまた冬場になったら法律変わるかもしれないし〜。なんて、ま、あえりますが、これもEU加入問題(=経済問題)に関わることなのでしょうから、今度は政府側もいつになく真剣かもしれません(笑)。

p.s.
先日近所の小さなバーに行きました。内装はすべて30代オーナー(オトコ)の手作りでなかなかファンキー。ちょっとベルリンちっく。が、やはり煙かったデス、ええ、果てしなく。で、オーナーは換気システムをつけると言ってましたね。期限に間に合わせてということもそうですが、とにかく自分自身のためにもう限界だと。そーでしょーねー、あの煙り毎晩じゃつらいでしょーサ。

またもや逆転、たばこ吸ってもよいよ。

Changes in anti-smoking law start again

またもや禁煙法が変更になり、2010年4月までバーでの喫煙ができるようになった。

今年5月6日から156日間実施された禁煙新法案だがまたもや変更となり、2010年4月9日までにクロアチア国内のバー全店舗に現在よりも優れた換気システムを設置するまでは喫煙してよいことになった。

店舗の広さが50平米を越すすべてのバーの店内を禁煙席と喫煙席に分け、これまでよりもよい換気システムを取り入れなければならない。50平米より小さなバーにおいてはオーナー各自が店内での喫煙と禁煙のどちらを取るか決定でき、特別な換気システムを着ける必要はない。

あっはっはっ、国民をバカにするのもいい加減にしたまえ、クロアチア君。どうせこれもまた変更しちゃったりするんでしょ?まあね、冬場にバーやカフェなどの室内で喫煙できないのはタバコ大国クロアチアの諸君には辛いことですなあ。タバコを吸わない人にはまた地獄のような喫煙もくもくカフェ文化が始まるわけですが、とりあえず来年の4月まで、つまり春になり夏になりまた今年と同じくタバコはカフェの外のテラス席で吸ってくれってことですね。ちゃんちゃんっ。

レストラン200軒閉店@ザグレブ

Around 200 restaurants have closed in Zagreb

ザグレブでは200軒のレストランが閉店に追い込まれた。

クロアチア飲食業協会の会長ミロスラヴ・フォルネゴヴィチ・フルチは、先月ザグレブでは200軒のレストランが閉店したのだが、その主な理由は今年から実施されている禁煙法、世界経済危機、多すぎる税金問題で、とりわけ高級レストランにそのしわ寄せが来ているという。同氏の店では従業員7人を解雇し、売り上げは60パーセント下回っているとデイリー・ヴェチェルニ紙に報告。

閉店した200軒には新しいビジネスを探すため夏期休業して一時的に閉店している店もあるが、同協会はこの問題の解決案としておびただしい税金の廃止と長期にわたり税金反対デモでの抗議を提案しているが、それよりもまず同市のレストランすべてを一日閉店することも予定している。

200軒とはすごいですが、仰る通り、夏ですから。経済状況に関わらず毎年のことで、飲食店に限らず夏期休業の店、かなり多いですよザグレブでは。住民は避暑でいないし街中もがらがら、店を開けていても儲からないでしょう。なのでちょい大げさに騒ぎすぎな気もしないでもなく。公の場(室内)での全面禁煙が実施されてから飲食業界はなにかにつけて禁煙を理由として持ち出して来ますが、経済が潤っていれば室内が禁煙喫煙でもお客は来るわけで。特に夏場はみんな禁煙喫煙に関係なく外の席に座ってますし、仮に喫煙できてもわざわざ蒸し暑い室内に座る人はほとんどいない。

これまでは企業の接待やらなんやらでビジネスランチやディナーなどが日常的にあったのですが、不況によってそれもかなり削減され、客足が減ったわけですね。バカ高い税金反対デモはどんどんやったらいいと思います、やってください、はい。

禁煙法の行方

No changes in anti-smoking law before autumn

秋まで禁煙法の変更はナシ。

昨日行われたHUP(クロアチア雇用協会、でいいんでしょうか?)の会議にて、クロアチア厚生省のダルコ・ミリノヴィッチ氏によると、

「禁煙法の新案決定からたったの一ヶ月足らずで改正するなんてバカげたことを政府は行わない。その代わり実際にどれほどレストランやバーに影響が出たのかを半年から9ヶ月ほど分析し、秋になってからなら再検討はありえる。」

さらに、ミリノヴィッチ氏は、今年5月から実施した禁煙案によってクロアチア国内のレストランの客足が80パーセント下回ったというのは事実とは異なる、という。ミリノヴィッチ氏は「クロアチア国民の30パーセントが喫煙者で、残りの70パーセントは煙草を吸わないのだから、煙草を吸わない人たちを守るためにこの新案の変更には同意しない」とも。

また、年間約1万5千人のクロアチア人が喫煙により死亡のため、レストランは値段を下げるなど客が来店したくなるような嗜好をこらすを薦めている。

あー、なんだかまともな意見が出て来てほっとしました。というのも、現時点でのクロアチアのサービス業の悪いところは「ほっといても客は来る」と高をくくり、値段も高ければサービスもそれほどよいわけでもない。特にアドリア海沿岸の観光地!ぼったくりもいいところ、サービスも態度も内地のクロアチア人からの評判ヒジョーに悪し。なので、そろそろそういう態度を改める時期なんじゃないでしょうか。というところを強調してほしかったりして。喫煙禁煙ウンヌンよりも。

さて、禁煙法ですが、秋までこのままというのはそれでいいんじゃないでしょうか。どうせこれから秋まで室内に座る客は少なく、みんな外のテラス席ですから。そこなら自由に煙草も吸えるし。だからこの新法案で客足が遠のいたというのはちょっと的外れのような・・・。それならそれでやっぱり経営側はもっと努力してくださいーー。ってオチですね。うむ、なんか気合い入っちゃったな、この記事(笑)。

あ、ちなみに年間1万5千人が喫煙により死亡って・・・肺がんとかってことですかね?それもまたなんていうか・・・ほんとに喫煙が直接理由?

本日より全面禁煙 in クロアチア

クロアチアでは本日2009年5月6日より、カフェ、レストラン、バーなどの公共の場での喫煙は禁止。喫煙できるのは、カフェなどの店舗のテラスか喫煙室のみ。従業員も職務中は禁煙。この法令、ヘビースモーカーなクロアチア国民をここしばらくの間かなりのパニックに陥れましたねーーー(笑)。

追記。この法律を破った場合、罰金が科されますのでご注意を。ホテルのロビーなどでも喫煙できるかどうか確認した方がよいかもしれませんね。

全面的に禁煙 in カフェ&レストラン

あと一週間ですべてのカフェやレストランが禁煙に。いやー、ほんと、これまでもうとてつもなく煙かった。といっても、冬場以外ではレストランやカフェではガーデン席や通りの屋根つきのオープンカフェをやっていますから、そこでは自由に喫煙できますので、喫煙者の方々ご心配なく。

カフェでの禁煙はいつから? in ザグレブ

米国や日本とはちがい、まだまだカフェやレストランでは煙草を吸ってあたり前のクロアチア。去年から何度もあと数ヶ月後には、いや半年後には、いや来年の春には・・・と全面禁煙へ向かっているようでいないクロアチア。全面禁煙制度はEUへの加入への準備でもあるわけですが、今年始めには春には禁煙へと聞いていましたがさていつのことやら。不況やらなんやら、カフェやレストランも禁煙になるとお客が減りますからね。でもこれから秋まではどうせみんな外に座っちゃうので関係ないですが。キモチの問題もあるのかも。

現時点では多くの店のほとんどが喫煙オーケー。というかモックモック状態で、煙草を吸わない人にはほとんど拷問状態。いちおう喫煙と禁煙コーナーのある店もありますが、通路を挟んだだけとか、こっちからあっちの席とかその程度なので、店内はかなり煙いです・・・。

ザグレブのカフェではカヴァナ・ドゥブロヴニクはきっちりとあっちとこっちに別れていて、しかも禁煙席のほうが圧倒的に広いという、ワタシのように煙草を吸わない人にはかなり天国のような空間です。カフェ・ボバンやその他のカフェ一般はもうワタシにはサイアク、息ができません!な状態。客の少ないときにしか行きません。

また本格的に禁煙になったらお知らせしまーす。