肉の薫製品

肉の薫製

北から南までクロアチアの異なる風土と気候で熟されたプロシュトやベーコン、サラミ。アドリア海から吹く海風で乾燥させたダルマチア地方産、東北の平地スラボニア地方産、北西のイストラ産など、クロアチアの一般家庭の食卓から高級レストランまで幅広く四季を通じてチーズやワインと供に食され、お土産としてもよろこばれている。

これらの肉の燻製は市場や小さな店でも購入できるが、クロアチア全国にある大手スーパーの薫製売り場(日本のスーパーのハムやソーセージが置いてあるコーナー)では、1パック10クナ〜250クナほどのお手頃価格から高級品まで、ポーク、ビーフ、イノシシ、チキン、七面鳥など、幅広い薫製品セレクションが置いてありしかもうれしい真空パック。出発の前日まで冷凍し(もしくは冷蔵庫で保管)、ビニール袋に入れてTシャツやタオルなどでくるんでスーツケースに入れ、飛行機に預ければ飛行中も低い気圧のために低温を保ったまま自宅に持ち帰ることができ、クロアチアの味を自宅でも楽しめる。ただし、プロシュトや生食ベーコンは食べ慣れないと少々匂いや後味が強いと感じることもあるので、好みがかなり分かれる。食べる時はあらかじめ事前に冷蔵庫から出し、室温で食べる方が風味もあり食感も柔らかく美味しく、レタスやキュウリに巻いてサラダ風にして食べてもよい。

ザグレブ空港の免税店にも何種類かのプロシュトなどが置いてあるが、下記の写真のスーパーなどで見かける庶民的な品は置いてないですね。

↓ ちょっとスモーク風味のプロシュトで、大人っぽい味なので子供には複雑な味かもしれませんが日本人には受け入れやすく美味しい品。パリッとしています。

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プロシュト

↓ 上のプロシュトよりも柔らかめで風味もマイルド。

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高級プロシュト

↓ ごくごく一般的で気取りのなりプロシュトです。

スタンダードなプロシュト
スタンダードなプロシュト

↓ 日本のホテルの朝食ブッフェなどでも置いてありそうなあっさりハムです。匂いもなく味もよいです。

お手頃価格のハム
お手頃価格のハム

↓ こちらもあっさり、朝食にあうハムで、日本人の口に合います。

お手頃価格のボローニャソーセージ(モルタデラ)
お手頃価格のボローニャソーセージ(モルタデラ)のオリーブ入り。シンプルになにも入っていないものもある。

↓ プロシュトよりも塩味がきついクロアチアの生食ベーコン。クロアチアでは厚めに切って食べることが多いが、食べ慣れない人は薄め(数ミリほど)で試してみる方が無難。また塩気が強すぎるため加熱するとかなりしょっぱいので要注意ですが、ミネストローネなどスープのだしとして使うと美味しいかも(もったいないですが)。

ダルマチア産のパンツェッタ。豚バラ肉を塩漬けして乾燥させたもので生で食べる。
ダルマチア産のパンツェッタ。豚バラ肉を塩漬けして乾燥させたもので生で食べる。
同じくダルマチア産のパンツェッタ。厚めに切って生で食べる。
同じくダルマチア産のパンツェッタ。厚めに切って生で食べる。

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