今回の投稿はクロアチア旅行とは関係ない内容ですが、毎日このウェブに多くのアクセスがあるので、先月3月11日に起きた東日本大震災とクロアチアについて少々お知らせさせてください。
当初、こちらクロアチアでも連日のようにニュースや新聞などのメディアで報道され、ザグレブ市内のズリニェヴァツ公園前の日本大使館の前にはクロアチアの人たちが追悼キャンドルを灯し、黙祷を捧げ、たくさんの千羽鶴も届けられていました。
この一ヶ月間で、ザグレブ市内各地にて募金、チャリティーコンサートなど様々なチャリティーイベントが行われるなど、支援の輪は広がり、そして募金以外でもできることはないかと気遣ってくれている人たち、そして子供たちがいまもこの国にはたくさんいます。
そんな子供たちに協力してもらい、小さなプロジェクトをはじめました。子供たちが歌を歌い、自分たちではじめて折った鶴に日本の人たちに向けたメッセージをしたためています。今どき鶴?とか、そんなものよりも物資・金銭的支援を、と仰るかもしれません。だけど決して裕福な国ではないクロアチアから子供たちができる物資的支援には限界があると感じています。
そして、何日もかけて練習をして四苦八苦して鶴を折ることで、子供たちがこれまでなんの縁もなかった遠い日本という国で被災した人たちのことを思い、つまり自分のためでなく他の人のためになにかしてみる、そんなことを学んでもらえたらという思いから、社会福祉士の知人やザグレブ市民ボランティアの方々と供にこのプロジェクトをクロアチア国内の児童養護施設や一般の学校、大学、老人ホームなどにて行っています。
どうぞ、クロアチアに興味がある方はこちら、プロジェクトのウェブも一度読んでみてください。旅では知ることのできないクロアチアの素顔です。ほんの一部ですが子供たちのメッセージや今後の予定などを掲載しています。現時点で鶴は800を超えました。どうか被災地の方々の心に少しでも伝わりますように。